
`99年「ガンダム20周年」のイベントで4年振りに上京した僕は、新館になった講談社のコミックボンボン編集部を訪ね『プラモ狂四郎』の担当者だった副編集長の田部さんと同じく副編集長の吉田さん(ガンダム20周年記念版『プラモ狂四郎』をKCDXとして再発行するにあたりわざわざ秋田まで挨拶に来てくれた。)と再会。イベントの打ち合わせをしているとボンボンの若い編集者が次々に挨拶にやって来た…。
それはイベント会場でも同じだった…編集長の池田さんと米田氏は様子を見に会場まで足を運んでくれた…僕の都合で辞めたのに、昨日の台場の外資系ホテルの宿泊といい恐縮してしまう(汗)。
バンダイの関係者やこの日取材を受ける雑誌関係者等…僕の名刺入れが膨れ上がった。おまけに「狂四郎」で武者ガンダムMK-Ⅱ等のデザイン協力でお世話になったときた洸一さんともこの日初対面だった…(赤面)。
僕はこのサイン会は正直乗り気がしなかった…16、7年前の『プラモ狂四郎』を描けと言うのだから困惑してしまう……もう漫画は辞めてるのだからと再三、突っぱねたが家業も瀕死の状態で暇…実家ばかりか我が家も共倒れしかねない状況…単行本も出ることだしとしぶしぶ了解。午前、午後に分けて60枚…(汗)。人前で上がり症の僕は色紙に絵だけ入れて行く事にした…が、描けない!…ぜんぜん「狂四郎」に見えない。KCDXのカバーは下書き出来るからなんとか描けたが…色紙は…80枚近く描いてその中から、らしいのを選んで何とか乗り切った…が、狂四郎世代は30前後分別ある社会人である。そんな色紙でも受け取る時は読者の笑顔を垣間見えるのだ…「君のプラモスピリットよ。永遠なれ…」