
【8マン】
原作・平井和正、漫画・桑田次郎のこの漫画は、昭和38年、講談社発行の「週刊少年マガジン」で始まった。
…なんで、あんなに夢中になって読んだんだろう…少年向けでありながら、戦争物や時代劇漫画が載っていたけど、どれもみんな面白かった気がする。今時の、入り組んだストーリーと違い、勧善懲悪で、起承転結がハッキリしていて分かり易かったせいだろうか。時代が、違うと言えばそれまでだけど…(汗)。
この桑田先生は、早熟13歳でデビューし、月光仮面(川内康範・原作)や、まぼろし探偵のヒット作を持つ、ある意味、天才だった…「キングロボ」や「エリート」「超犬リープ」等どれも20代で生み出された作品である。
ところが、8マン絶頂期に桑田先生は「銃刀法違反」で逮捕され僕らの前から8マンと共に消えてしまった…「漫画ばかり、読んでると逮捕されるぞ」と、親に脅され、警視庁のヒーローが、警察に逮捕されたショックは僕にとって、相当なインパクトがあって、丸美屋のふりかけを泣きながら食った覚えはあるが、その最終回はよく覚えていない…尻切れトンボだった。
何処で酔い潰れてもいいように、山の手線に駅の数だけ家を持っていたとか、女性関係も派手だったとか噂で聞いた事がある…人聞きだからね、又聞き(汗)。